2013年2月19日火曜日

Z1R エンジン組み立て

Z1Rのエンジン組み立てをしていこうと思います

まずは 組み立て前の 作業からです

このエンジンは すでに40年ほど経っており いわば旧車ですが

ほぼアルミでできており すでに酸化が進みすぎて雨で穴のあいてしまってしまっているものや

溶接の困難なものもあります

現在 大きなショップ様が こぞって雑誌にカスタムした車両を搭載しており

その影響から 日常なんら問題も無く乗れるものと思い 車両を購入、カスタムに手を出す方が

後を絶えません

そのほとんどは方は 金銭的に継続が無理になり降りてしまいます

うちでも何台か面倒を見せてもらっておりますが そろそろ継続に限界のある車両だとおもいます

 まずは 歪みのチェツクを 定盤の上で見ます

0.03のシックスネスゲージで歪みチェックを全体にします

うちは基本エンジンの組み立てに 液体パッキンは使いません

整備書での記載がある所にだけ使います 

なので 組み立ての前工程では 必ずこの様に確認作業をします


この様な傷のある場所はすべて手作業にて紙やすりで目立たなくなるまでペーパーをかけます


このようペーパーでも消えないような傷は溶接では無く パテで対処していきます


このポイントカバーには裏までクラックがありましたのでアルゴン溶接にて対象しましたが


やはり材料の酸化が内部まであり何度か溶接と削り込みを繰り返して埋めました

溶接ビートをサンダーにて削り ペーパーで整えましたが やはり酸化して溶接が入らず気泡の

後が残ってしまいましたので これもパテで埋めます


こちらのクラッチカバーもえぐれた傷がありましたので同様の加工をしましたが小さな気泡の穴が

残ってしまったので これもパテで埋めます

この様にすでに 部品が古く鉄ならば、錆の除去を行えば溶接できますが

古くなったアルミは酸化が内部まで及ぶともう手の施しようが在りません

僕の腕も悪いとは思いますが、酸化のすすんだ古いアルミは修復不可能です



チェーンケースカバーも汚れが酷いので クラック等の確認のため洗浄していきます



このカバーは2箇所ノックピンが折れた状態で車両についていました

これを除去していきます 今回は部品の穴を傷めずに取ることが出来ましたが

部品を割ってしまう事もあります 

アルミが酸化してもろくなってしまっている時は体外割れます


ひととうり確認できたら 定盤にて水平確認

外観に長年の傷、クラックの除去をしていきます


見栄えの悪い傷がかなりありますのでこれをすべて消していきます


うちでは機械は使わずすべて手でペーパー掛けにて消していきます

このほうがポリッシュ仕上げ、塗装等の仕上げを行った時とてもきれいになるからです

只この作業を1台分行うと 指の皮がむけてしみます


・M様 ウインカーステーの件了解しましたガソリンコックの方はもう少しお待ちください

携帯電話故障のため 貸し出しの携帯電話の為返信できませんでした
申し訳ありません。

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